はじめに
忙しい育児や仕事の合間、市販薬をネットで手軽に買いたいと考える方も多いはず。
しかし、ネット購入には便利さの裏に「見えにくいリスク」も潜んでいます。
この記事では、登録販売者の立場から、ネット購入時に気をつけるべきポイントをわかりやすく解説します。
ネットで市販薬を購入するメリット
- 忙しい時でも自宅で注文可能
- 店頭にない商品が見つかることも
- 価格比較やレビューも参考になる
とはいえ、誰もが安心して買えるとは限りません。だからこそ「選び方」が大切です。
注意すべき3つのポイント
1. 購入サイトは信頼できる?
市販薬は「販売許可」を持つ事業者からのみ購入可能です。
販売ページに以下の情報が明記されているかを必ず確認しましょう:
- 薬局または店舗販売業の許可番号
- 管轄の保健所名
- 登録販売者の名前と勤務状況
✅ これらが掲載されていないサイトは避けるのが無難です。
※「市販薬と病院の薬の違い」についてもあわせて理解しておくと、購入判断に役立ちます。
2. 使用期限・保管状態は明記されている?
市販薬にはすべて使用期限があります。
ネットでは「期限間近の売れ残り品」や「保管状況が不明」な薬が出回ることも。
- 「使用期限の明記」があるか
- 「高温・直射日光下で保管されていないか」なども大切です。
市販薬の取り扱いについて詳しくは、市販薬の正しい保管方法と注意点をご覧ください。
3. 偽造品・海外製のリスク
とくに個人輸入サイトでは、偽造品・海外製品が紛れていることがあります。
成分や用法が国内薬事法と異なり、健康を害する可能性もあるため注意が必要です。
登録販売者の視点で見る「安心できる購入方法」
- 国内の大手ドラッグストアが運営するECサイトを選ぶ(例:マツモトキヨシ、ウエルシアなど)
- 商品名+「販売許可」で検索して信頼性を調べる
- 不安なときは、薬の飲み合わせなども含め、店舗で登録販売者に相談するのも手です。
まとめ:ネット購入でも「安全第一」で選ぼう
ネットでの市販薬購入はとても便利ですが、見落としがちなリスクも潜んでいます。
信頼できるサイトで、使用期限・販売許可・保管状態を確認しながら、安全に選びましょう。
「家庭に常備したい市販薬リスト」もあわせてチェックしてみてください。
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