登録販売者が解説!家族を守る“春夏秋冬”の薬箱チェック
はじめに|薬の見直し、ついつい後回しにしていませんか?
気づいたら薬箱に期限切れの薬があったり、
必要なときに「アレ?子ども用の薬がない!」と焦ったことはありませんか?
薬の備えは「何を置くか」だけでなく、いつ見直すかがとても大切です。
この記事では、登録販売者の視点から
**家庭でできる「季節別の常備薬チェック」**のポイントをわかりやすく紹介します。
薬の見直し、年に何回すればいい?
基本は年2回以上のチェックをおすすめします。
特に「季節の変わり目」に見直すと、体調不良に備えやすくなります。
| チェック時期 | 理由 |
|---|---|
| 春(3〜4月) | 花粉症や新生活のストレス対策が必要 |
| 夏(6〜7月) | 食あたり、熱中症、虫刺されのリスク |
| 秋(9〜10月) | 朝晩の寒暖差で風邪をひきやすい |
| 冬(12月〜) | インフル、乾燥、感染症対策の強化 |
【季節別】家庭に備えておきたい市販薬のポイント
🌸 春|アレルギー&新生活シーズン
- アレルギー用点鼻薬・抗ヒスタミン薬(鼻水・くしゃみ対策)
- 目薬(かゆみ用)
- 胃薬・整腸剤(新生活のストレスによる体調不良)
💡ポイント:外出時に携帯できる鼻炎薬や目薬があると便利!
☀️ 夏|熱中症・虫刺され・食あたり対策
- 下痢止め・整腸剤(食中毒や冷たい飲食による不調)
- 虫刺され薬(ムヒ、キンカンなど)
- 解熱剤・冷えピタ・経口補水液
💡ポイント:室温で保存OKな経口補水液パウダーを備えておくと安心。
🍁 秋|寒暖差と乾燥の季節
- 風邪薬(初期症状用)
- のどスプレー・うがい薬
- 保湿系の外用薬(乾燥性湿疹)
💡ポイント:風邪予防として、手指のアルコール消毒液も補充しておきましょう。
❄️ 冬|感染症シーズンの本番
- 解熱鎮痛剤(大人・子ども用)
- のど飴・咳止め・鼻炎薬
- 体温計・マスク・消毒グッズ
💡ポイント:**子ども用の解熱剤(シロップ・坐薬)**は忘れずにチェック!
薬の見直し時にチェックすべきポイント
- ✅ 使用期限は切れていないか?
- ✅ 開封後に長期間放置していないか?
- ✅ 子ども用と大人用が正しく分かれているか?
- ✅ 急な発熱やケガに対応できる内容になっているか?
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まとめ|季節に合わせた備えが、家族の安心に変わる
「前にそろえたから大丈夫」…と思っていると、
いざという時に困るのが薬の見直し不足です。
✅ 春夏秋冬の切り替わり時にチェック
✅ 家族構成や体調の変化に合わせて調整
✅ 定期的な見直しで、いざという時に焦らない!
薬の準備もまた、家族を守る“日常の防災”です。
今日から一緒に薬箱、見直してみませんか?



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