【登録販売者が解説】高齢者が市販薬を使うときの注意点

育児と家族

はじめに

高齢者の方が市販薬を選ぶときには、若い世代とは違った注意が必要です。
年齢とともに肝臓や腎臓の働きが弱まり、薬の影響が強く出やすくなるため、思わぬ副作用につながることがあります。

この記事では、登録販売者の視点から 高齢者が市販薬を使うときに気をつけたいポイント をわかりやすく解説します。


高齢者が市販薬を使うときの主な注意点

1. 多剤併用による相互作用

  • 高齢者は病院でもらう薬をすでに複数服用しているケースが多い
  • そこに市販薬を追加すると、飲み合わせ(相互作用) のリスクが増える
  • 特に注意が必要な組み合わせ
    • 血圧の薬 × 風邪薬(交感神経刺激成分で血圧上昇の恐れ)
    • 抗凝固薬(血液サラサラ薬) × 解熱鎮痛薬(出血リスク増加)

2. 成分の副作用が強く出やすい

  • 抗ヒスタミン成分 → 眠気やふらつき → 転倒リスク
  • NSAIDs(イブプロフェンなど) → 胃腸障害や腎機能への影響
  • 高齢者は代謝や排泄が遅いため、少量でも副作用が出やすい

3. 自己判断で長期服用しない

  • 市販薬は「一時的な不調」への対応が基本
  • 長期間使って改善しない場合は、病気が隠れている可能性がある
  • 例:便秘薬を長期間服用 → 大腸の病気が隠れていることも

4. 飲み忘れ・重複に注意

  • 「飲んだか忘れたからもう1回」→ 過剰摂取になるため危険
  • 家族と一緒に薬の管理を行い、お薬カレンダー などを活用すると安心

登録販売者からのアドバイス

  • 市販薬を買うときは「病院でもらっている薬」を必ず伝える
  • 成分表示を確認し、重複がないかチェックする
  • 長く続く症状は市販薬で我慢せず、早めに医療機関を受診する

くすりちゃん&しずくちゃんの会話 💬

💊くすりちゃん:「おじいちゃんが風邪薬を買おうとしてるけど大丈夫かな?」
🩺しずくちゃん:「血圧の薬を飲んでるなら要注意!飲み合わせで危険なこともあるから、必ず薬歴を伝えて選んでね」


まとめ

  • 高齢者は 薬の影響が出やすい体質 になっている
  • 多剤併用・副作用・長期服用には特に注意が必要
  • 自己判断せず、薬剤師や登録販売者に相談しながら使うのが安心

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副業パパのゆるっと日記
副業パパ

はじめまして!ふくぎょうパパです。
子ども4人+もうすぐ5人目!毎日育児と格闘中のパパが、副業に挑戦しています。

「少しでも妻の負担を減らしたい」そんな思いで、在宅ワークやブログを始めました。

実は登録販売者の資格も持っていて、市販薬や子どものケアに役立つ情報も、子育て目線でお届けしていきます。

このブログでは、副業・在宅ワーク・プログラミングの体験を、初心者目線でリアルに発信中!

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