インフルエンザは市販薬で治せるの?
インフルエンザが流行する時期になると、
「市販薬で治せる?」「病院に行かないとダメ?」
と疑問に思う人が多いのではないでしょうか。
結論から言うと、インフルエンザを治す薬は市販されていません。
市販薬でできるのは「熱・咳・鼻水などの症状を一時的にやわらげること」だけです。
市販薬でできること(受診までのサポートとして)
市販薬はインフルエンザを治すものではありませんが、病院を受診するまでの間、つらい症状をやわらげるために使えます。(解熱鎮痛薬と総合感冒薬は併用に注意!成分が重複する可能性があります)
- 解熱鎮痛薬(タイレノールA)
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⚠️ ただし、これらはあくまで「受診までの一時的なサポート薬」です。
安易に市販薬だけで済ませてしまうと、診断や治療が遅れて重症化するリスクがあります。
インフルエンザ治療薬とは?
病院で処方される 抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザなど)は、
ウイルスの増殖を抑える薬 です。
- 医師の診断と処方が必須
- 発症から48時間以内に使用すると効果的
- 検査で「インフルエンザ」と確定しなければ処方できません
インフルエンザ検査とその精度
- 鼻や喉の粘膜を綿棒で採取し、迅速検査キットで15分ほどで結果がわかります
- ただし 発熱から12時間以内 だとウイルス量が少なく、陰性と出ることも
- 12〜24時間以降 の検査で陽性率が高まります
- 乳幼児・高齢者・基礎疾患がある方は、重症化リスクが高いため早めの受診が推奨されます
市販薬とインフル薬の決定的な違い
- 市販薬:熱や咳など「症状をやわらげる」だけ
- インフルエンザ薬:ウイルスの増殖を抑え、原因に直接アプローチ
👉 この違いから、インフルエンザそのものを治すには 病院での検査と処方薬が必要 ということがわかります。
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「インフルエンザって市販薬で治せるの?」
しずくちゃん:「いい質問ね。でも市販薬は症状をやわらげるだけ。本当に治すには病院で検査を受けて、インフル薬を処方してもらう必要があるのよ。」
くすりちゃん:「じゃあ、熱が出たらすぐに検査したほうがいいんだよね?」
しずくちゃん:「実は早すぎると正確に出ないの。半日〜1日くらい経ってからのほうが検査結果がはっきり出やすいのよ。」
登録販売者からのアドバイス
- インフルエンザが疑われるときは、必ず医療機関を受診しましょう
- 市販薬は「受診までのサポート」として利用する程度に
- 自己判断で市販薬だけに頼ってはいけません
まとめ
- インフルエンザを治す薬は市販されていない
- 市販薬は「受診までの一時的なサポート」として活用する
- 検査は発熱から時間が経たないと正確に出ないこともある
- 本当に治すには、病院での診断と抗インフルエンザ薬が必要
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