眠れないとき、市販薬とサプリどっちを選ぶ?
眠れない日が続くと、ドラッグストアで「睡眠改善薬」や「サプリ」を探す人も多いと思います。
でも「薬とサプリって何が違うの?」「毎日飲んでも大丈夫?」と疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、市販の睡眠改善薬とサプリの違い、長期使用のリスク、注意すべき併用薬 を登録販売者が解説します。
市販の睡眠改善薬とは?
- 分類:第2類医薬品
- 成分:ジフェンヒドラミン塩酸塩(抗ヒスタミン薬の一種)
- 本来は「アレルギー・鼻炎用の薬」の副作用である「眠気」を利用している
- 効能:一時的な不眠(寝つきが悪い・眠りが浅い)への使用
- 用途:あくまで短期間の対処で、毎日継続する薬ではない
👉 代表商品:ドリエル、ドリエルEX
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睡眠改善薬を長期服用してはいけない理由
- 耐性:使い続けると効き目が弱くなり、量を増やさないと眠れなくなる
- 依存性:薬がないと眠れないと感じてしまう
- 副作用:翌日の眠気・注意力低下、口の渇き、便秘、排尿困難など
つまり、睡眠改善薬は「一時的に眠れないときのレスキュー薬」であり、毎日の睡眠改善には不向き です。
睡眠サプリとは?
- 医薬品ではなく健康食品の分類
- 成分例:グリシン、テアニン、GABA、(海外ではメラトニンも)
- 効果:リラックス作用・睡眠リズムのサポート
- メリット:習慣的に飲める、依存や耐性のリスクは低い
- デメリット:効果は緩やかで個人差が大きい
👉 代表商品:ネナイト、ネムリス、グリシンサプリ
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併用に注意が必要な市販薬
睡眠改善薬(ジフェンヒドラミン)を飲むときは、同じ成分や眠気を強める薬との重複に要注意!
- かぜ薬・総合感冒薬(パブロン、コンタックなど)
- 鼻炎薬(抗ヒスタミン入りのもの。例:レスタミンコーワ)
- 酔い止め薬(ジフェンヒドラミン、ジメンヒドリナート)
- アレルギー薬(第一世代抗ヒスタミン薬)
👉 併用すると「強い眠気・注意力低下」が出やすく、特に車の運転などは危険です。
薬とサプリの違いまとめ
- 即効性を求めるなら → 睡眠改善薬
- 生活リズムを整えたいなら → サプリ
- 睡眠改善薬は短期使用限定、サプリは長期的な体調サポート向け
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「ドリエルって毎日飲んじゃダメなの?」
しずくちゃん:「うん。効き目が弱くなったり、副作用が出たりするの。しかも風邪薬や鼻炎薬と一緒に飲むと眠気が倍増して危ないのよ!」
くすりちゃん:「じゃあ長期的にはサプリを使うほうが安心なんだね!」
登録販売者からのアドバイス
- 睡眠改善薬は「レスキュー用」として短期間に使うもの
- 毎日の睡眠改善には、サプリや生活習慣の見直しが基本
- 眠れない日が続くなら、自己判断せず医療機関へ
まとめ
- 市販の睡眠改善薬(ドリエルなど)は「短期間の一時的な不眠用」
- 長期服用は耐性・依存・副作用のリスクがある
- サプリは習慣的に飲めるが効果は穏やか
- 状況に応じて「薬」と「サプリ」を使い分けることが大切
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