「最近、疲れが抜けない」「なんだかイライラする」「寝てもスッキリしない」
そんな不調を感じていませんか?
もしかすると、それは “自律神経の乱れ” が原因かもしれません。
今回は登録販売者の立場から、ストレスやだるさに役立つ 市販薬の選び方 をわかりやすく解説します。
🧠 自律神経の乱れとは?
私たちの体は、「交感神経(活動)」と「副交感神経(休息)」がバランスを取って働いています。
しかし、ストレスや生活リズムの乱れ、季節の変化、ホルモンバランスなどが原因で、
このバランスが崩れてしまうと、体や心にさまざまな不調が現れます。
😣 自律神経の乱れで起こる主な症状
- 朝起きるのがつらい・常にだるい
- 頭痛、肩こり、めまい
- 動悸、息苦しさ
- イライラ、落ち込み、不眠
こうした症状は一見「風邪っぽい」や「疲れかな?」と感じがちですが、
長引く場合は自律神経の乱れを疑ってみてもいいでしょう。
💊 市販薬でサポートできる範囲
自律神経の乱れ自体を根本から治す薬はありませんが、
“症状を和らげる” ためのサポート薬は市販でも手に入ります。
① ビタミン剤(神経・疲労回復系)
- チョコラBBプラス®(ビタミンB2・B6で疲労や肌荒れに)
- アリナミンEXプラス®(ビタミンB1誘導体でだるさ・肩こりに)
② 滋養強壮剤(栄養ドリンク・生薬系)
- ユンケル黄帝液®(人参やローヤルゼリーで疲労回復)
- ゼナF-II®(滋養強壮・虚弱体質に)
③ 漢方薬(心身のバランスを整える)
- 加味逍遥散(かみしょうようさん):イライラ・のぼせ・不眠気味に
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):ストレスや不安、動悸に
🌿 加味逍遥散と柴胡加竜骨牡蛎湯の注意点
どちらも「体と心のバランスを整える」作用があり、イライラや不眠、肩こり、更年期の不調などに用いられる漢方薬です。
しかし、成分や体質によっては注意が必要です。
🔸 加味逍遥散(かみしょうようさん)
- 主な成分:当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、柴胡(さいこ)など
- 効果:ホルモンバランスの乱れ、イライラ、のぼせ、不眠など
注意点:
- 胃腸が弱い方では、まれに食欲不振や下痢が起こることがあります。
- 妊娠中の使用は医師に相談を。子宮収縮作用がある生薬を含むため、自己判断での服用は避けましょう。
🔸 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 主な成分:柴胡、竜骨、牡蛎、半夏、人参など
- 効果:ストレス、不安感、動悸、イライラ、不眠など
注意点:
- 長期服用は控えめに。体力が落ちている方や高齢者では、胃腸の負担になることがあります。
- 妊娠中・授乳中は必ず医師や薬剤師に相談を。特に体質に合わないと逆に不調を招くことがあります。
🍼 妊娠中・授乳中の方へ
漢方薬は「自然のものだから安心」と思われがちですが、生薬によっては子宮収縮を促したり、母乳への影響を与える可能性 もあります。
妊娠中・授乳中に使用する場合は、必ず 医師・薬剤師・登録販売者に相談 してからにしましょう。
⚠️ 注意が必要な場合
- 不眠や不安が強い場合
- 動悸や息苦しさ、強い頭痛が続く場合
- 数週間経っても改善が見られない場合
👉 医療機関(内科・心療内科)を早めに受診しましょう。
自己判断で市販薬を長期服用するのは避けてください。
💡 登録販売者からのアドバイス
市販薬だけに頼らず、生活リズムを整えることも大切です。
- 朝起きたら太陽の光を浴びる
- 寝る前のスマホ・カフェインを控える
- 食事・睡眠・適度な運動を意識する
- 市販薬を併用する場合は要注意!不安なときは薬剤師や登録販売者に相談しよう。
💬 くすりちゃんとしずくちゃんの会話
くすりちゃん「最近なんか、だるくて眠れないんだよね〜💦」
しずくちゃん「もしかして、自律神経のバランスが乱れてるのかも?」
くすりちゃん「えっ、それってどうすればいいの?」
しずくちゃん「焦らず生活リズムを整えること! それと、ビタミンB群や漢方でサポートするのもおすすめだよ」
くすりちゃん「なるほど〜!じゃあアリナミンEXとか、加味逍遥散もチェックしてみよっ♪」
しずくちゃん「でも長く続く場合は病院ね。無理せず整えていこう✨」
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