🩺 はじめに
登録販売者として働いていると、
「どの薬がいいですか?」という質問を毎日のように受けますよね。
でも、ただ商品名を挙げるだけでは信頼は生まれません。
この記事では、症状別に“伝わる提案トーク”をするためのコツを解説します。
新人さんにもすぐ使える会話例つきなので、今日から現場で活かせます。
💬 1. 提案の基本ルール
薬をすすめる前に、必ず意識しておきたいのが次の3ステップ👇
1️⃣ 症状の確認:「どんなときに症状が出ますか?」
2️⃣ 生活背景の把握:「お仕事や運転など、眠気に注意が必要ですか?」
3️⃣ 提案+理由づけ:「この薬は○○な方に向いています」
💡ポイント
「この薬がいいですよ」よりも、「○○な人にはこれが合いやすいです」と言うと、押し売り感がなく自然に伝わります。
💬 2. 症状別トーク例
🤧 【風邪・発熱】
おすすめトーク例:
「発熱がメインでしたら、体にやさしいアセトアミノフェン配合の薬がおすすめです。
眠気が少ないタイプもありますので、お仕事中でも使いやすいですよ。」
ポイント:
- 風邪薬は「症状の中心」を確認してから提案(喉?熱?鼻?)
- 眠気・カフェインの有無を明確に説明
🤕 【頭痛・生理痛】
おすすめトーク例:
「頭痛がズキズキするタイプですか?
それなら、イブプロフェン配合の鎮痛薬が早く効きやすいです。
胃が弱い方にはアセトアミノフェンタイプが安心ですよ。」
ポイント:
- “痛み方”の特徴から成分を使い分ける
- 胃への負担を考慮した提案で信頼度UP
🤢 【胃痛・胸やけ】
おすすめトーク例:
「食後に痛む感じですか?それとも空腹時ですか?
食後タイプなら胃酸を中和する制酸薬、空腹時なら胃粘膜を守るタイプがおすすめです。」
ポイント:
- 「症状のタイミング」で提案を分ける
- 長引く場合は受診をすすめる姿勢も忘れずに
🤧 【鼻炎・花粉症】
おすすめトーク例:
「鼻水とくしゃみが中心でしたら、抗ヒスタミン成分が効くタイプがいいですよ。
眠気が心配な方にはフェキソフェナジン配合の薬もあります。」
ポイント:
- 季節性・通年性を聞き分ける
- 「眠くなりにくい薬」へのニーズは非常に高い
💩 【便秘・下痢】
おすすめトーク例:
「便秘はどのくらい続いていますか?
3日以内の一時的な便秘ならマグネシウム系のやさしいタイプ、
慢性的なら整腸薬や漢方タイプをおすすめします。」
ポイント:
- “期間”と“腹痛の有無”を確認
- 安易な刺激性便秘薬のすすめすぎに注意
😴 【疲れ・だるさ】
おすすめトーク例:
「最近疲れが取れにくいですか?
栄養ドリンクタイプもありますが、
毎日飲むならビタミンB群やアミノ酸入りの錠剤タイプがコスパもいいですよ。」
ポイント:
- ライフスタイル提案(仕事・家事・育児など)を交えると共感が生まれる
- サプリ系商品も一緒に紹介できる
💬 3. 提案を信頼につなげる言葉選び
| NGワード | OKワード |
|---|---|
| 「これが一番効きます」 | 「この成分が○○な方に合いやすいです」 |
| 「人気の商品です」 | 「このタイプを選ばれる方が多いです」 |
| 「たぶん大丈夫です」 | 「こちらの方が安心して使えると思います」 |
💡“自信+配慮”を感じさせる言葉が信頼を生みます。
💬 登録販売者の心得
薬を売るのではなく、“安心”を提案する。
お客様が「この人に相談してよかった」と思えた瞬間が、登録販売者の真価です。
💬 くすりちゃんとしずくちゃんの会話パート
くすりちゃん:「この前、“どれが一番効くの?”って聞かれて困っちゃった〜」
しずくちゃん:「あるある。でも“症状によって合う薬が違うんです”って言うだけで印象が変わるよ。」
くすりちゃん:「なるほど〜!“おすすめ”より“あなたに合う”が大事なんだね!」
しずくちゃん:「そうそう。それがプロの提案術だよ♪」
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