市販薬はドラッグストアや薬局で手軽に購入できる便利な存在です。
しかし、「市販薬だから安全」と思い込んで使っていると、副作用や症状の悪化につながることがあります。
実際に登録販売者として販売の現場に立っていると、
- 成分が重複している薬を一緒に飲んでいる
- 子どもに大人用の薬を使おうとしている
- 症状が改善しないのに薬だけを変え続けている
といったケースを見かけることがあります。
この記事では、市販薬を安全に使うために知っておきたい「やってはいけない買い方・使い方」を10個紹介します。
なぜ市販薬の使い方を間違えると危険なの?
市販薬も医薬品です。
正しく使えば症状の改善に役立ちますが、使い方を間違えると、
- 副作用が強く出る
- 症状が悪化する
- 病気の発見が遅れる
- 医療機関の受診が遅れる
といったリスクがあります。
特に複数の薬を使用する場合や、子ども・高齢者が使う場合には注意が必要です。
❌① とりあえず総合風邪薬を選ぶ
総合風邪薬は万能ではありません。
鼻水がつらいのか、のどが痛いのか、熱があるのかによって適した薬は異なります。
まずは「どの症状が一番つらいのか」を確認して選びましょう。
❌② 解熱鎮痛薬と総合風邪薬を併用する
風邪薬の中には、
- アセトアミノフェン
- イブプロフェン
などの解熱鎮痛成分が含まれていることがあります。
そのため別の解熱鎮痛薬を追加すると成分が重複する場合があります。
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→ アセトアミノフェンとイブプロフェンの違い
❌③ 成分を確認せずに複数の薬を飲む
商品名が違っても同じ成分が入っていることがあります。
例えば、
- 風邪薬
- 鼻炎薬
- 咳止め
を同時に使用すると、抗ヒスタミン成分などが重複することがあります。
関連記事
→ 風邪薬と鼻炎薬は一緒に飲める?
❌④ 鼻づまりスプレーを長期間使う
血管収縮成分を含む点鼻薬は、長期間使用すると薬剤性鼻炎の原因になることがあります。
一般的には数日間の使用が目安です。
❌⑤ 胃薬を何か月も飲み続ける
胃痛や胃もたれが長期間続く場合は、胃薬で様子を見るだけでなく受診も検討しましょう。
別の病気が隠れている可能性があります。
❌⑥ 下痢止めを長期間使う
感染性胃腸炎などでは、下痢を無理に止めることで回復が遅れる場合があります。
発熱や血便がある場合は医療機関へ相談しましょう。
❌⑦ 抗ヒスタミン薬とお酒を一緒に飲む
鼻炎薬やアレルギー薬には眠気が出る成分が含まれていることがあります。
アルコールと一緒に摂取すると、
- 強い眠気
- 判断力低下
- 転倒リスク
が高まる可能性があります。
❌⑧ 子どもに大人用の薬を半分だけ飲ませる
非常に危険です。
子ども用医薬品は、
- 成分
- 用量
- 安全性
を考慮して作られています。
自己判断で半量にするのは避けましょう。
❌⑨ 「眠くならない」と書いてあっても油断する
体質や飲み合わせによっては眠気が出る場合があります。
初めて使用する薬では運転や危険作業に注意しましょう。
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→ 眠くならない風邪薬はある?
❌⑩ 改善しないのに薬を次々変える
薬を変え続けることで、本来受診すべきタイミングを逃してしまうことがあります。
数日使用しても改善しない場合は、医療機関の受診を検討しましょう。
子どもで特に注意したいポイント
子どもは大人より体重が軽く、薬の影響を受けやすい特徴があります。
特に、
- 大人用の薬を使う
- 指示より多く飲ませる
- 解熱剤を短時間で繰り返す
といった使い方は避けましょう。
よくある質問
市販薬は何日くらい使っても大丈夫ですか?
薬によって異なりますが、数日使用しても改善しない場合は受診がすすめられます。
市販薬同士なら自由に組み合わせてもいいですか?
成分が重複することがあるため注意が必要です。
副作用が出たらどうすればいいですか?
服用を中止し、登録販売者・薬剤師・医療機関へ相談しましょう。
子どもに大人用の薬を少なくして飲ませてもいいですか?
自己判断で量を調整するのは危険です。子ども向け製品を使用しましょう。
くすりちゃん&しずくちゃんの会話💬
くすりちゃん
「市販薬ってドラッグストアで買えるから、つい気軽に使っちゃうよね〜。」
しずくちゃん
「でも医薬品だから、使い方を間違えると副作用や症状悪化につながることもあるんだよ。」
くすりちゃん
「じゃあ迷ったら相談した方がいいんだね!」
しずくちゃん
「うん♪ 登録販売者や薬剤師に相談すると安心だよ。」
まとめ
市販薬は便利ですが、使い方を間違えると副作用や症状悪化の原因になることがあります。
特に、
- 成分の重複
- 子どもへの使用
- 長期間の自己判断
には注意が必要です。
迷ったときは一人で判断せず、登録販売者や薬剤師へ相談しましょう。
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