「家ではぐったりしてたのに、病院に着いたら急に元気になった…」
「先生の前ではニコニコ走り回ってて、こっちが気まずい…」
小さい子どもがいると、ほぼ一度は経験するのが
「病院に行くとケロッと元気になる問題」。
この記事では、そんな育児あるあるをテーマに、
・“あるある”な場面と親のモヤモヤ
・登録販売者パパ目線で見た「それでも受診してよかった理由」
・病院と市販薬の上手な付き合い方
を、ゆるっとお話ししていきます。
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あるある① 家ではグッタリ→待合室で急に元気になる
出発前はこんな感じ。
・食欲はいまいち
・顔もなんだかぼんやり
・熱も少し高めで、親は心配…
パパママ(心の声)
「これはさすがに病院行ったほうがいいよね…」
予約をとって、着替えさせて、抱っこして…。
やっとの思いで小児科にたどり着いたら──
待合室にあったアンパン○ンのおもちゃを見た瞬間、
子ども
「わぁ〜!」「○○ちゃん、こっちきて〜!」
走る・ジャンプする・おしゃべり全開。
さっきまでのグッタリどこいった問題。
パパママ(心の声)
「先生に“元気そうですね”って言われたらどうしよう…」
この“あるあるシーン”に、思わずうなずいた方も多いのではないでしょうか。
あるある② 帰宅して一息ついたら、また調子が落ちてくる
診察室では、
・体温はちょっと下がり気味
・機嫌もそこそこ良い
・診察中はニコニコ or 人見知りモジモジ
先生
「今のところ、喉の赤みと鼻水がメインですね。
お薬で様子を見つつ、また変化があれば来てください」
パパママ
「(やっぱり来なくてもよかったのかな……)」
そして、家に帰ってしばらくすると──
・また熱が上がってきた
・急にグズグズが再開
・「抱っこ〜」から離れない
パパママ(心の声)
「さっきまでの元気はどこへ…!?
あの診察室でのテンション、先生にも見せてあげたい…」
この“行きと帰りのギャップ”も、あるあるですね。
登録販売者パパ目線:それでも「受診してよかった」と思っていい理由
店頭で話を聞いていても、
「結局、あれって受診する意味あったのかな…?」
とモヤモヤしている親御さんは多いです。
個人的には、次の3つの意味だけでも
「十分、行ってよかったですよ」とお伝えしたいなと思っています。
① 重い病気じゃないかを一度見てもらえた
・肺や耳の状態
・脱水のサイン
・その他の“危ないサイン”
をプロの目でチェックしてもらえた、というだけでも大きな安心材料です。
診察時にたまたま元気だったとしても、
「この子の今の状態は、現時点では大きな異常はなさそう」
と確認できたことには意味があります。
② 「様子を見ていいライン」が、具体的に分かる
診察の中で、
・どんな症状が出てきたら再受診したほうがいいか
・何日くらいを目安に様子を見ればいいか
・食事や水分で気をつけるポイント
など、いくつかの“判断材料”を教えてもらえたはずです。
それを一度メモしておくと、
次に同じような症状になったときの「我が家の目安」になります。
③ 保育園・学校・仕事の調整がしやすくなる
「受診して医師の診断を受けた」という事実は、
・保育園や学校への連絡
・職場への説明
・家族の中での役割分担
を考えるときにも大きな意味があります。
「ちゃんと診てもらったうえでの様子見」かどうかで、
親の気持ちのラクさも大きく変わりますよね。
「様子見」と「受診」をどう切り替えるか
じゃあ、毎回すぐ病院に行くべき?
というと、そうとも言い切れません。
ざっくりした考え方
・子どもが比較的元気で、水分もとれている
→ 市販薬+セルフケアで様子を見つつ、
受診の目安を頭の片隅に置いておく
・ぐったりしている、呼吸が苦しそう、顔色が悪い など
→ 時間帯に関わらず、受診や相談(#7119など)を優先
どちらにしても
「行かなきゃダメだったのに行かなかった」より、
「行ってみたら軽くて安心した」の方が、
子どもにとっても親にとっても安全寄りの選択です。
病院とドラッグストアの“いいとこ取り”を目指そう
「病院に行くとケロッと元気になる問題」に振り回されないために、
病院とドラッグストアをこんなふうに使い分けてみてください。
病院にお願いしたいこと
・重い病気が隠れていないかのチェック
・治療の方針決め(薬の必要性・種類)
・保育園や学校への説明に使える診断
ドラッグストアで相談できること
・処方薬がない時間帯のセルフケア方法
・病院でもらった薬が終わったあとの、日常ケア
・きょうだい・親の軽い不調の市販薬相談
どちらか一方ではなく、
“役割分担”で考えると、
「また夜に熱が出ても、前より少し落ち着いて動けそうだな」と思えるかもしれません。
くすりちゃん&しずくちゃんの“病院行ったら元気”トーク
くすりちゃん
「『さっきまでぐったりだったのに、病院来たら走り回って…すみません…』って
ママさんが謝ってくれること、よくあるんだよね〜。」
しずくちゃん
「あるあるだね。でも、“結果的に軽くてよかった”ってことだから、
むしろ安心していいパターンだと思うよ。」
くすりちゃん
「だよね〜。“こんな元気なら来なくてよかったかな…”って
モヤモヤしてる親御さんも多いけど…。」
しずくちゃん
「『重い病気じゃないかを一度見てもらえた』ってだけでも価値があるし、
次からの“様子見ライン”も相談できたなら、それだけで十分意味があると思うな。」
くすりちゃん
「たしかに!じゃあ、これからは
『今日の受診で分かったこと』を、帰ってから一緒にメモしておいてほしいね〜。」
しずくちゃん
「うん。“病院に行くとケロッと元気になる問題”も、
『あの日ちゃんと診てもらったから今は安心』っていう、
ちょっと心強い思い出になってくれたらうれしいな。」
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