はじめに
子どもが体調を崩したとき、「市販薬を飲ませても大丈夫かな?」と迷う保護者は多いと思います。
実は薬には年齢による使用制限があり、大人と同じ感覚で与えるのは危険です。
この記事では、新生児から15歳未満までの年齢区分 に分けて、市販薬の注意点を解説します。
年齢区分の目安
- 新生児:生後0日〜28日
- 乳児:生後1か月〜1歳未満
- 幼児:1歳〜6歳未満
- 小児:6歳〜15歳未満
- 15歳以上:基本的に大人用市販薬を使用可能
新生児(0〜28日)
- 市販薬は 使用不可。必ず医師の診察が必要です。
- 体の機能が未発達で、薬の代謝や排泄が十分にできないため危険。
乳児(1か月〜1歳未満)
- 原則として市販薬は使用を避けるべき。
- 小児用アセトアミノフェン坐薬など、一部例外はあるが 医師の指導下 でのみ使用可能。
- 発熱・咳・下痢などの症状があればすぐに小児科を受診するのが安心。
幼児(1歳〜6歳未満)
- 小児用の風邪薬や解熱鎮痛薬が一部使用可能。
- 眠気や副作用が出やすいため、必ず「対象年齢」を確認すること。
- シロップや顆粒など、飲みやすい剤形が選べる。
小児(6歳〜15歳未満)
- 市販薬の選択肢が広がり、風邪薬・鼻炎薬・鎮痛薬などを使用可能。
- ただし「大人の半量を使えばよい」という考え方は危険。
- 必ず添付文書に記載された「年齢別・体重別の用量」を守ること。
15歳以上
- 基本的に大人用市販薬を使用可能。
- ただし体格が小さい場合や副作用が心配な場合は、小児用を選ぶのも安心。
子どもに市販薬を使うときの注意点
- 年齢制限・対象年齢 を必ず確認する
- 「大人用を半分にすれば大丈夫」は誤解
- 不安な場合は無理せず医師・薬剤師・登録販売者に相談する
くすりちゃん&しずくちゃんの会話 💬
💊くすりちゃん:「子どもが風邪っぽいんだけど、大人の薬を半分にして飲ませてもいいのかな?」
🩺しずくちゃん:「ダメだよ!薬は年齢や体重で安全な量が決まってるから、必ず小児用を選ばなきゃ!」
まとめ
- 市販薬は年齢によって使えるものと使えないものがある
- 新生児・乳児は原則として市販薬を使わず医師の診察が必要
- 幼児・小児でも対象年齢や用量を必ず確認
- 不安なときは専門家に相談するのが安心
👉 関連記事
📢 最新情報はXでも発信しています👇
👉 副業パパ@登録販売者パパのXアカウント
コメント