いざというときに備える“家庭の安心セット”
はじめに|薬箱、最近いつ見直しましたか?
「夜中に子どもが熱を出した…」
「すり傷や虫刺されのケアがすぐできない…」
そんな“いざというとき”に慌てないためにも、家庭に市販薬を準備しておくことはとても大切です。
私は登録販売者として日々多くの方に薬のアドバイスをしていますが、
「何を置いておけばいいのかわからない」という声をよく聞きます。
この記事では、子育て家庭に向けて「これだけは常備しておきたい!」という市販薬リストを紹介します。
このページを見ながら、薬箱をチェックしてみてくださいね。
登録販売者が伝えたい「薬箱管理の基本ルール」
✅ 子どもと大人で薬は分ける
成分や用量が異なるため、間違って使わないように必ず分けて保管しましょう。
✅ 使用期限をチェック
年に1回は、薬の「使用期限」と「開封後の状態」を見直す習慣を。
✅ カテゴリ別に分けておくと使いやすい
「熱・咳・胃腸・外用薬・その他」に分類しておくと、いざというときに探しやすくなります。
✅ 副作用やアレルギーに注意
初めて使用する薬は、家族の体質に合っているか慎重に確認しましょう。
👉 薬局で聞かれる「アレルギーありますか?」の意味
家庭の薬箱チェックリスト【登録販売者厳選】
以下は、子育て家庭におすすめの市販薬をカテゴリ別にまとめたリストです。
このリストをもとに、薬箱の中身をチェックしてみてください!
🔸 解熱・鎮痛薬
- タイレノールA(大人用・アセトアミノフェン系)
- 小児用バファリン or チュアブルタイプ(子ども用)
🔸 風邪薬
- パブロンSゴールド(大人用)
- 小児用パブロン or シロップタイプ(子ども用)
🔸 胃腸薬
- ガスター10(胃酸過多) or 太田胃散(食べ過ぎ・胃もたれ)
- ビオフェルミンS(整腸剤)
- 正露丸(下痢止め)
🔸 外用薬
- オロナインH軟膏(やけど・擦り傷)
- ムヒ or キンカン(虫刺され)
- キズパワーパッド(傷の保護)
🔸 その他の備え
- 冷えピタ・熱さまシート
- 体温計(電池切れもチェック)
- アルコール消毒液
- マスク(子ども・大人両方)
よくある質問(Q&A)
Q. 子どもと大人の薬は一緒にしていいの?
→ NGです。用量・成分が異なるため、必ず分けて管理しましょう。
Q. 古い薬はどこで処分できますか?
→ ドラッグストアでは回収していないことも。地域のごみ分別ルールを確認してください。
Q. 粉薬が苦手な子どもにはどうしたら?
→ 飲みやすいシロップやチュアブルタイプを選ぶのがおすすめです。
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まとめ|備えがあると心の余裕が生まれる
薬は「使うかどうか」ではなく「使うときに困らないか」が大切です。
この記事を参考に、今日少しだけ薬箱を見直してみませんか?
家族を守る準備は、小さな一歩から始まります。
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