はじめに|子育て家庭こそ“備え”が安心をつくる
「夜中に子どもが急に発熱…」「ちょっとした擦り傷や虫刺され…」
そんなときに限って、薬が家にない――子育て中の家庭ではよくあるシーンですよね。
私は普段、登録販売者として市販薬の販売や相談対応をしていますが、
特に子育て中のパパ・ママから「どんな薬を置いておけばいい?」という質問をよく受けます。
この記事では、子育て中の家庭におすすめの“常備しておきたい市販薬”をカテゴリ別にご紹介します。
「いざ」というときに焦らず対応できるよう、ぜひチェックしてみてください!
登録販売者が選ぶ!家庭に常備したい市販薬【カテゴリー別】
🔹 解熱・鎮痛薬
商品名 | 特徴 |
---|---|
タイレノールA | アセトアミノフェンのみ配合。胃にやさしく、子どもにも使いやすい。 |
ロキソニンS | 効果が強く、即効性がある。15歳以上対象。 |
小児用バファリンチュアブル | 子ども向け解熱薬。味がよく、飲ませやすい。 |
🔹 胃腸薬(胃もたれ・食あたり・吐き気)
商品名 | 特徴 |
---|---|
太田胃散 | 食べすぎや胃もたれに。粉末タイプで使いやすい。 |
ガスター10 | 胃酸の出過ぎに効果あり。 |
第一三共胃腸薬プラス | 胃痛・胸やけなどに幅広く対応。 |
🔹 風邪薬(総合感冒薬)
商品名 | 特徴 |
---|---|
パブロンSゴールドW | 熱・喉・鼻など幅広く対応。 |
ルルアタックEX | 喉の痛みに特化。眠くなりにくい処方。 |
小児用パブロン顆粒 | 子ども用の風邪薬。年齢ごとに量を調整可。 |
🔹 下痢止め・整腸剤
商品名 | 特徴 |
---|---|
ストッパ下痢止めEX | 即効性があり、持ち運びにも便利。 |
正露丸 | 昔から定番の下痢止め。ニオイは強い。 |
ビオフェルミンS | 整腸・便秘・下痢予防に。家族全員で使える。 |
🔹 外用薬(けが・虫さされ・やけど)
商品名 | 特徴 |
---|---|
キズパワーパッド | 傷を早く治す密閉タイプ。水にも強い。 |
オロナインH軟膏 | すり傷・やけど・ニキビなど万能軟膏。 |
ムヒアルファEX | 虫さされやかゆみに。ステロイド配合で効果強め。 |
🔹 その他「あると便利」なもの
アイテム | 理由 |
---|---|
冷えピタ・熱さまシート | 発熱時の応急処置に。 |
マスク | 感染対策・のどの保湿に。 |
体温計 | 必ず正確なものを1本常備しておくと安心。 |
アルコール消毒液 | 外出後の手指消毒や、ケガの応急処置にも。 |
常備する際の注意点と保管方法
- 使用期限を定期的にチェック
→ 年に1回、見直しをするのが理想です。 - 子どもの手の届かない場所に保管
→ ロックできるボックスや引き出しなどに入れましょう。 - 服用前には必ず説明書を確認
→ 副作用や年齢制限を見落とさないように注意!
👉 詳しくは:市販薬の副作用のサインと見分け方 - 旅行や帰省時にはミニセットを用意すると便利
→ ジッパーバッグに数種類入れておくと安心です。
よくある質問Q&A
Q.「ジェネリック薬を選んでも大丈夫ですか?」
A. 基本的に有効成分が同じであれば問題ありませんが、使用感や添加物が違う場合もあるので不安があれば店頭で相談を。
Q.「子ども用と大人用は分けるべきですか?」
A. はい、用量や成分が異なるため分けて保管しましょう。共用しないことが基本です。
Q.「薬剤師がいないドラッグストアでも相談できますか?」
A. 登録販売者がいれば一般用医薬品の相談は可能です。症状を具体的に伝えるのがポイントです。
まとめ|“いざ”という時のために、今できる準備を
市販薬は、常に必要というより「いざという時にあってよかった」と思える存在です。
とくに小さなお子さんがいる家庭では、
✅ 発熱
✅ けが
✅ 胃腸の不調
が「突然」やってきます。
登録販売者としての経験からも、「少しでも安心を持って育児ができるように」という思いで今回のリストを作りました。
ぜひご家庭での備えに活用していただけたら嬉しいです!
コメント