「漢方薬と西洋薬って何が違うの?」「どっちを選べばいいの?」
ドラッグストアでもよくある質問です。
この記事では、登録販売者の視点から漢方薬と西洋薬の違いをわかりやすく解説します。
それぞれの得意分野や使い方のポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
漢方薬と西洋薬の考え方の違い
まずは、根本的な考え方を整理してみましょう。
比較項目 | 西洋薬 | 漢方薬 |
---|---|---|
アプローチ | 症状を直接抑える | 体のバランスを整える |
効果の出方 | 早い(即効性あり) | 緩やか(体質改善) |
対象 | 病気・症状そのもの | 体質・環境全体 |
使用期間 | 短期間 | 長期間 |
西洋薬は「症状をすぐに和らげたい」ときに有効で、
漢方薬は「体質を根本から整えたい」ときに力を発揮します。
漢方薬が得意な分野
漢方薬は、慢性的な不調や体質のゆがみを整えるのが得意です。
- 冷え性・生理痛・PMS(月経前症候群)
- 更年期障害
- ストレス・自律神経の乱れ・だるさ・不眠
など、「なんとなく不調」というときに合う場合が多いです。
即効性はありませんが、続けることで根本改善が期待できます。
西洋薬が得意な分野
一方で、西洋薬は今のつらい症状をすぐに抑えることに優れています。
- 発熱・頭痛・咳・鼻水
- 胃痛・腹痛・下痢 など
急に起こった症状に素早く対応したいときにおすすめです。
ただし、症状を抑えるだけで原因を取り除くわけではないため、長期使用は避けましょう。
漢方薬と西洋薬の併用に注意
両方を一緒に使うときは、成分の重複に注意が必要です。
たとえば──
- 風邪薬(西洋薬)と葛根湯(漢方薬)を同時に飲むと、同じ「麻黄」や「カフェイン」が重なる可能性
- 鎮痛薬と漢方の「芍薬甘草湯」は、筋肉のけいれんを抑える成分が共通
➡ 登録販売者や薬剤師に確認してから併用しましょう。
リンク
どちらを選ぶべき?
- 今すぐ症状を和らげたい → 西洋薬
- 体質を整えて根本改善したい → 漢方薬
両方を上手に使い分けることで、体のバランスを保ちながら不調をケアできます。
💬 くすりちゃん&しずくちゃんの会話パート
💗くすりちゃん:「漢方って、ちょっと時間はかかるけど“じっくり効く”感じがするよね!」
💙しずくちゃん:「そうそう。西洋薬は“今つらい”をすぐ和らげるタイプ。どっちが良いってより、使い分けが大事なんです」
💗くすりちゃん:「じゃあ、どっちも味方につければ最強だね♪」
💙しずくちゃん:「ふふ、そうですね。体の声を聞くことが一番大切ですよ」
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