はじめに
ドラッグストアで薬を選ぶとき、「風邪薬と頭痛薬を一緒に飲んでも大丈夫?」「胃薬と整腸薬を組み合わせてもいいの?」と迷ったことはありませんか?
市販薬同士の併用は、場合によっては成分が重複して副作用のリスクが高まることがあります。
今回は、市販薬同士を併用する際の注意点と安全な使い方について解説します。
市販薬同士の併用で注意すべきこと
- 同じ成分が入っていないか
例:風邪薬+頭痛薬 → 両方に解熱鎮痛成分(アセトアミノフェンなど)が入っている場合、過剰摂取に。 - 作用が似ていないか
例:風邪薬+鼻炎薬 → 両方に眠気を起こす抗ヒスタミン成分が入っていることがあり、強い眠気につながる。 - 作用が逆ではないか
例:便秘薬+下痢止め → 効果が打ち消し合ってしまい、体調が悪化する可能性。
注意が必要な組み合わせ
- 風邪薬+頭痛薬
→ 両方に解熱鎮痛成分が入っている可能性大。重複に注意。 - 風邪薬+鼻炎薬
→ 抗ヒスタミン成分が重なり、強い眠気や集中力低下の恐れ。 - 整腸薬+下痢止め
→ お互いの効果を打ち消してしまう。症状が悪化することも。 - 複数のビタミン剤
→ ビタミンAやDなどは脂溶性で体に蓄積しやすく、過剰摂取に注意。
比較的安全な組み合わせ
- 胃薬(制酸薬)+整腸薬
→ 胃酸を抑える薬と腸内環境を整える薬は作用が異なるため、併用可能。 - ビタミン剤+解熱鎮痛薬
→ 基本的に問題なし。ただしサプリや栄養ドリンクとも重ならないように確認。
登録販売者からのアドバイス
- 「症状が重いから薬を足す」のではなく、まず 成分表示 を確認する習慣をつけましょう。
- 成分が重複していないか、作用が逆ではないかを見極めることが大切です。
- 不安があるときは、薬剤師や登録販売者に相談するのが一番安心です。
くすりちゃん&しずくちゃんの会話 💬
💊くすりちゃん:「風邪薬飲んでるけど、頭痛もあるから頭痛薬も飲んでいい?」
🩺しずくちゃん:「両方に同じ成分が入ってるかもしれないよ。重複すると副作用が強くなるから気をつけてね!」
まとめ
- 市販薬同士の併用は成分の重複や作用の打ち消しに注意が必要
- 特に「解熱鎮痛薬」「抗ヒスタミン薬」「下痢止め・便秘薬」は要チェック
- 胃薬+整腸薬など、比較的安全な組み合わせもある
- 不安なときは必ず専門家に相談することが大切
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