市販薬だから安心?
「市販薬だから多めに飲んでも大丈夫」そう思っていませんか?
実は、市販薬の過量服用は 副作用や健康被害のリスク を高めてしまいます。
ドラッグストアで買える薬も、適切な量を守って使うことで初めて安全に効果を発揮します。この記事では登録販売者の立場から、飲みすぎの危険性をわかりやすく解説します。
市販薬を飲みすぎると起こるリスク
① 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン・イブプロフェンなど)
- 肝障害(アセトアミノフェンの過量で特に注意)
- 腎障害(イブプロフェンなどのNSAIDsで注意)
- 胃腸障害(胃潰瘍・胃出血のリスク)
② 総合感冒薬
- 複数の成分が重複するため副作用リスクが増大
- 眠気、肝障害、不整脈などにつながる可能性
③ 咳止め(デキストロメトルファンなど)
- 中枢神経に作用し、めまい・幻覚・意識障害などを起こすことがある
- 実際に乱用事例も報告されている
④ 便秘薬(刺激性下剤など)
- 飲みすぎや連用で腸の働きが弱まり「薬がないと出ない」状態になる
- 依存的な使い方になりやすい
「多めに飲めば早く治る」は大間違い
- 薬は適切な量で効果を発揮するように設計されている
- 用量を超えて飲んでも効果が強くなるわけではなく、副作用だけが強く出る
- 特に子どもや高齢者は過量服用による影響が出やすい
登録販売者からのアドバイス
- 市販薬も医薬品であり、飲みすぎは危険
- パッケージや添付文書の「用法用量」を必ず守ること
- 不安なときや症状が長引くときは、自己判断せず医師・薬剤師・登録販売者に相談
まとめ
- 市販薬でも過量服用は重大なリスクを伴う
- 「多めに飲めば効く」は間違い
- 安全に使うためには用法用量を守ることが最も大切
- 長引く症状や重い症状は、早めに医療機関を受診すること
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「市販薬って、いっぱい飲んだら早く治るんじゃないの?」
しずくちゃん:「それは大間違い!効果は強くならないし、副作用のリスクだけが増えるのよ。必ず用法用量を守ってね。」
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