【登録販売者が解説】薬剤師と登録販売者の違いできること・できないことを正しく整理

育児と家族

💡 はじめに

「登録販売者は国家資格ですよね?」
「薬剤師とほぼ同じ仕事なんですか?」
「第1類って販売できるんでしたっけ?」

こうした質問は現場だけでなく、ネットでも大量に見ることができます。

しかし――

登録販売者制度には制度改正が多いうえ、
ネットには古い情報や誤った情報が非常に多く残っています。

そこでこの記事では、厚生労働省・薬機法・最新通知などの一次情報をもとに

  • 資格としての正しい違い
  • 販売できる医薬品の範囲
  • 実務経験の最新制度(←非常に誤解されやすい)
  • よくある誤情報の訂正

を正確に整理します。


🧑‍⚕️ 第1章:資格としての違い(法律・制度)

項目薬剤師登録販売者
資格区分国家資格(医療系免許)国家資格ではない(薬機法で定められた公的資格・名称独占)
根拠法令薬剤師法 + 薬機法薬機法
管轄厚生労働省(免許)都道府県(登録)/制度は厚労省
試験厚労省の国家試験都道府県統一試験(全国共通出題)
医療従事者か?◎ 医療従事者✕ 医療従事者ではない
資格の有効期限なしなし(失効しない)
更新制度なしなし(ただし研修義務あり)

📌 誤解されやすいポイント

❌ 登録販売者=国家資格
正しくは国家資格ではない(厚労省も明記)

❌ 登録販売者は更新しなければ失効する
→ 資格に更新制度はありません
→ ただし、法定研修を毎年受講する義務がある


🧠 第2章:実務経験制度の正しい理解(超重要)

ネットの多くは もう廃止された旧制度 の説明のままです。

❌ 古い誤情報

「販売業務を5年以上」
「180日以上勤務が必要」

✔ 正しい最新制度(2022年以降)

過去5年以内に累計2年以上の実務経験
(店舗・薬局・配置販売いずれも可/パート勤務も可)

※必要なのは「資格を維持するため」ではなく
店舗の管理者になるための条件です。


💊 第3章:販売できる医薬品の違い

医薬品分類薬剤師登録販売者
医療用医薬品(処方薬)◎ 調剤可
要指導医薬品
第1類医薬品
指定第2類医薬品◎(義務あり)
第2類医薬品
第3類医薬品

⚠ よくある誤解

❌「スイッチOTCは市販薬=売れるはず」
第1類スイッチOTC(ロキソニン・ガスター10など)は販売不可

▼ 正しい情報はこちらでまとめています
👉 スイッチOTCとは?医療用から市販薬になった成分まとめ|2025年版


🧾 第4章:実務・役割の違い(現場目線)

実務内容薬剤師登録販売者
調剤
服薬指導
OTC販売
管理者になれるか◎(実務経験2年以上)
医薬品店舗を開けるか◎(薬剤師不在でも可)

❗登録販売者は薬剤師の“下位資格”ではない

よくある誤解正しい理解
下位資格✕ 役割が異なるだけ
補助資格✕ 調剤とは別領域
代替資格✕ 法律で役割が分かれている

両者は「競合」ではなく
**医療用医薬品と一般用医薬品の専門職として“分業”**しています。


🗣️ くすりちゃん&しずくちゃんの会話パート

くすりちゃん:「登録販売者は資格更新しないと失効するんだよね?」
しずくちゃん:「それは誤解。更新制度はないよ。研修は必要だけど。」
くすりちゃん:「え!じゃあ国家資格でもないの?」
しずくちゃん:「うん、だけど薬機法で定められた正式な法律資格なんだよ。」
くすりちゃん:「なるほど〜!役割が違うってことか!」


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副業パパのゆるっと日記
副業パパ

はじめまして!ふくぎょうパパです。
子ども4人+もうすぐ5人目!毎日育児と格闘中のパパが、副業に挑戦しています。

「少しでも妻の負担を減らしたい」そんな思いで、在宅ワークやブログを始めました。

実は登録販売者の資格も持っていて、市販薬や子どものケアに役立つ情報も、子育て目線でお届けしていきます。

このブログでは、副業・在宅ワーク・プログラミングの体験を、初心者目線でリアルに発信中!

「自分にもできるかも」と思える、そんなきっかけを届けられたらうれしいです!

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