💡 はじめに
「医療費控除って病院だけじゃないの?」
「ドラッグストアで買った薬でも対象になるって本当?」
実は、セルフメディケーション税制を使えば、
ドラッグストアで購入した一部の市販薬も、
確定申告で医療費控除の対象になるんです💊
この記事では登録販売者の視点から、
2025年版の対象医薬品・注意点・申告のポイントをわかりやすく解説します。
🧾 第1章:セルフメディケーション税制とは?
セルフメディケーション税制は、
「自分や家族の健康管理を日常的に行っている人」が、
特定の市販薬(OTC医薬品)を購入した際に所得控除を受けられる制度です。
✅ 適用条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 健康診断・予防接種・がん検診などを受けた人 |
| 控除対象額 | 年間購入額のうち 12,000円を超える部分(上限88,000円) |
| 対象医薬品 | 厚生労働省が指定したスイッチOTC医薬品など |
| 申告方法 | 確定申告で「セルフメディケーション税制」を選択 |
💡ポイント:
従来の「医療費控除(10万円超)」とは併用不可。
どちらか有利な方を選んで申告します。
💊 第2章:対象となる医薬品の特徴
制度の対象は、**医療用から転用された「スイッチOTC医薬品」**が中心です。
| 区分 | 特徴 | 代表例 |
|---|---|---|
| スイッチOTC | 医療用成分が市販薬として認められたもの | ロキソニンS、アレグラFX、ガスター10など |
| 要指導医薬品 | 一部の販売制限があるが対象になるものも | ストナジェルサイナス、ナザールαAR0.1%など |
| 第1類医薬品 | 薬剤師・登録販売者が販売時説明する医薬品 | リアップX5プラスネオなど |
🗓️ 第3章:2025年版|対象となる主な市販薬リスト
厚生労働省の指定成分に基づき、代表的な商品を症状別に紹介します👇
🔹 頭痛・発熱・生理痛
- ロキソニンSシリーズ(ロキソプロフェンナトリウム水和物)
- イブA錠EX(イブプロフェン)
- バファリンEX(アセチルサリチル酸)
🔹 鼻炎・花粉症
- アレグラFX(フェキソフェナジン塩酸塩)
- クラリチンEX(ロラタジン)
- アレジオン20(エピナスチン塩酸塩)
🔹 胃痛・胸やけ
- ガスター10(ファモチジン)
- ストガーS(ラフチジン)
🔹 目薬・皮膚薬
- ロートアルガードクリアブロックEX
- メンソレータムAD20
- ムヒHD(ジフェンヒドラミン塩酸塩)
📝 確認ポイント
パッケージやレシートに
👉 「セルフメディケーション税制対象」マーク
が表示されているかチェック!
🧾 第4章:申告時に必要な書類と注意点
| 必要なもの | 内容 |
|---|---|
| レシートまたは領収書 | 「セルフメディケーション税制対象」マーク付きのものを保管 |
| 健康診断等の受診証明 | 健康診断・予防接種・がん検診などの記録 |
| 確定申告書 | e-Taxまたは紙で提出 |
💡レシートはまとめてノートなどに貼っておくと管理が楽です。
スマホの確定申告アプリでも控除入力が簡単にできます📱
💬 第5章:登録販売者が知っておきたい販売時の声かけ例
しずくちゃんのアドバイス:
「このお薬、セルフメディケーション税制の対象になっています。
レシートを取っておくと確定申告で控除が受けられますよ。」
くすりちゃんのフォロー:
「毎年1〜3月は申告の時期なので、
買い物のときにお伝えできると喜ばれますね!」
💡現場では「税制対象です」とひとこと添えるだけで、
お客様の信頼がぐっと高まります。
🗣️ くすりちゃんとしずくちゃんの会話パート
くすりちゃん:「この薬、税金の控除が受けられるんだって!」
しずくちゃん:「そうそう、セルフメディケーション税制ね。」
くすりちゃん:「知らない人も多いよね。ドラッグストアでもっと案内したいな~」
しずくちゃん:「うん。こういう知識がある登録販売者って頼もしいよね。」
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