はじめに
子どもは体調を崩しやすく、突然の発熱や咳、腹痛などに親は心配になりますよね。
そんなとき、すぐに病院へ行くべきか、それとも市販薬とホームケアで様子をみてもよいのか、迷う方も多いはずです。
この記事では、登録販売者の視点から、子どもによくある症状別に市販薬の選び方とホームケアのポイントをご紹介します。
また、キャラクターの くすりちゃん と しずくちゃん が会話形式でわかりやすく解説していきます。
1. 発熱
発熱は、体がウイルスや細菌と戦っているサインです。
市販薬のポイント
- 子ども用の解熱鎮痛薬には「アセトアミノフェン」が主成分のものを選びましょう。
- 年齢や体重に応じた服用量を必ず確認します。
ホームケアのポイント
- 水分補給をこまめにする
- 無理に食事をとらせず、消化の良いものを少量
- 室温は20〜22℃を目安に、薄着で安静に
💬 くすりちゃんとしずくちゃんの会話
くすりちゃん:「子どもが熱を出したら、すぐに解熱薬を飲ませたほうがいいんですか?」
しずくちゃん:「実は、38.5℃未満で元気なら無理に薬を使わず、様子をみても大丈夫。ただし元気がないときやぐったりしていたら早めに受診です。」
2. 咳・鼻水
風邪の症状としてよく見られます。
市販薬のポイント
- 小児用総合感冒薬(かぜ薬)や、咳止め成分入りのシロップを選びます。
- 2歳未満の乳児は自己判断で使用せず、医師に相談。
ホームケアのポイント
- 加湿器や濡れタオルで部屋の湿度を保つ
- 鼻水はこまめに吸い取る
- 就寝時は頭を少し高くして呼吸を楽にする
💬 会話
くすりちゃん:「寝ているときの咳がひどくて可哀想…」
しずくちゃん:「そんな時は加湿と、寝る姿勢を工夫するだけでだいぶ楽になるよ。」
3. 下痢・嘔吐
感染症や食べ過ぎなどが原因で起こります。
市販薬のポイント
- 小児用整腸剤(乳酸菌製剤)がおすすめ
- 嘔吐がひどいときは薬よりも水分補給を優先
ホームケアのポイント
- 水分は経口補水液を少しずつ
- 脂っこい食事や乳製品は控える
- 症状が2日以上続く場合は受診
💬 会話
くすりちゃん:「お腹がゆるいときに下痢止めを飲ませてもいいですか?」
しずくちゃん:「子どもの場合は下痢止めは基本使わないよ。原因を体の外に出すためだからね。」
4. いつ病院へ行くべき?
- 高熱が続く(3日以上)
- 呼吸が苦しそう
- 水分がとれない
- 顔色が悪く、ぐったりしている
こうした症状があれば迷わず受診しましょう。
関連記事(内部リンク)
まとめ
子どもの症状は突然やってきますが、慌てずに症状を見極め、市販薬とホームケアを組み合わせて対処しましょう。
ただし、少しでも「おかしい」と感じたら迷わず受診することが大切です。
📢 X(旧Twitter)でも登録販売者向け情報や子どものホームケアのコツを発信中!
→ @fukusuri_papa をフォローして最新情報をチェックしてください。
コメント