スイッチOTCってなに?
「スイッチOTC」という言葉を聞いたことはありますか?
セルフメディケーション税制の記事でも登場しましたが、少しわかりにくいですよね。
スイッチOTCとは、もともと医師の処方箋が必要だった「医療用医薬品」が、薬局やドラッグストアで買えるようになった市販薬のことです。
つまり、病院でしか手に入らなかった薬が「スイッチ」して一般用医薬品になったというイメージです。
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「へぇ〜!病院でしかもらえなかったお薬が、ドラッグストアで買えるようになるんだね!」
しずくちゃん:「そうそう。ただし、誰でも自由に買える分、使い方を間違えると危険なこともあるから注意が必要よ。」
スイッチOTCの代表的な例
実際にどんな薬があるのか、代表的な例を挙げてみましょう。
- ロキソニンS(解熱鎮痛薬)
→ 医療用「ロキソニン錠」が市販薬として販売されたもの。 - ガスター10(胃薬)
→ 胃酸の出すぎによる胸やけや胃もたれに使われる。 - アレグラFX(アレルギー用薬)
→ 花粉症やアレルギー性鼻炎の症状をやわらげる。
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「あ!ロキソニンとかアレグラって聞いたことある!よくテレビCMでも見るもんね!」
しずくちゃん:「そうね。身近になった分、つい安心して使いすぎちゃう人もいるのが心配なの。」
スイッチOTCのメリットとデメリット
メリット
- 病院に行かなくても薬が手に入る
- 医療費を抑えられる
- セルフメディケーション税制の対象になる薬も多い
デメリット
- 自己判断で使いすぎるリスクがある
- 症状が重いのに受診を遅らせてしまう危険がある
- 飲み合わせや副作用に注意が必要
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「病院に行かなくてもいいなんて便利〜!でも…自己判断で間違えたら怖いよね。」
しずくちゃん:「そうなの。だから『便利=安全』ではなくて、正しい知識を持って使うことが大事なのよ。」
登録販売者に相談すると安心
スイッチOTCは便利ですが、**「どの薬を選べばいいか」「今の薬と一緒に飲んで大丈夫か」**といった疑問が出やすいです。
例えば…
👩「今飲んでいる高血圧の薬と一緒にロキソニンを飲んでもいいですか?」
→ 登録販売者の答え方:
「血圧に影響を与える可能性があるので注意が必要です。代わりにこちらの成分の薬なら安心ですよ。」
💬 キャラ会話パート
くすりちゃん:「やっぱりプロに聞いた方が安心だね!わたし、つい自己判断しちゃいそう…」
しずくちゃん:「だからこそ、私たち登録販売者がいるの。遠慮なく相談してね♪」
まとめ
- スイッチOTCとは、医療用から転用された市販薬のこと
- ロキソニンS、ガスター10、アレグラFXなどが代表例
- メリットは手軽さ・費用の節約、デメリットは誤用のリスク
- 迷ったときは登録販売者に相談するのが安心
スイッチOTCを正しく活用すれば、セルフケアの幅が大きく広がります。
ただし自己判断に頼りすぎず、必要なときは医療機関を受診しましょう。
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