はじめに|旅行や帰省での「体調トラブル」に備えていますか?
旅行や帰省中、こんな経験はありませんか?
- 「子どもが急に発熱して薬が見つからず焦った」
- 「移動疲れで胃がムカムカ……でも薬がなくて我慢」
- 「虫刺されで腫れてしまい、かゆみが止まらなかった」
いつもと違う環境に身を置く旅行や帰省は、体調を崩しやすいタイミングでもあります。
そんな時、市販薬をあらかじめ準備しておくことで、安心して家族と過ごせるようになります。
この記事では、登録販売者の視点から**「旅行や帰省に持っていきたい市販薬セット」**を季節別・家族向けにご紹介します。
市販薬を持っていくメリットと選び方のコツ
■ 旅先では薬が手に入りにくいことも
土地勘のない旅先では、薬局がどこにあるかわからなかったり、営業時間が短かったりすることも。
特にお盆や年末年始などは、開いているお店自体が少なくなりがちです。
■ 選び方のコツは3つ!
市販薬を持参する際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 家族構成に合わせた薬を選ぶ
大人用と子ども用をしっかり分けて準備することが重要です。 - 使い慣れた薬を中心に持っていく
初めて使う薬は副作用や相性のリスクも。普段から使っている市販薬の方が安心です。 - 症状別に最低限そろえる
すべてを持つ必要はありません。代表的な症状(発熱、胃腸不調、肌トラブルなど)ごとに1種類ずつでOKです。
夏の旅行・帰省におすすめの市販薬セット
☀️ 想定されるトラブル:熱中症・食あたり・虫刺されなど
✅ 持っていきたい薬一覧
- 解熱鎮痛薬(大人用・子ども用)
発熱や頭痛、日射病対策に。子ども用はシロップや坐薬が便利です。 - 胃腸薬(下痢止め・整腸剤・消化薬)
旅行先での食事が合わずお腹を壊すことも。乳酸菌系の整腸剤もおすすめ。 - 虫刺され・かゆみ止め(外用薬)
抗ヒスタミン系のクリームやジェルタイプが使いやすくおすすめ。 - 日焼け後のケア用品
アフターサンローションや保湿ジェルがあると安心。 - 乗り物酔い止め
乗り物酔いしやすい方は事前に服用しておくのがベスト。
👶 子どもがいる家庭向けの追加アイテム
- 小児用解熱剤(シロップ or 坐薬)
- 経口補水液(パウダー or ゼリータイプ)
冬の帰省や旅行におすすめの市販薬セット
❄️ 想定されるトラブル:風邪・インフル・乾燥肌など
✅ 持っていきたい薬一覧
- 総合風邪薬
症状が複数出たときに頼れる存在。 - のど飴・トローチ
乾燥した室内や移動中の喉のケアに。 - 保湿系の外用薬
乾燥肌・ひび・あかぎれ対策に。ワセリンや尿素系クリームがおすすめ。 - 鼻炎薬(抗ヒスタミン剤)
空気の乾燥やほこりによる鼻水・くしゃみに。 - 体温計・マスク
体調が怪しいときの確認用に。マスクは感染予防にも。
あると便利!応急セット&ケアグッズ
旅行時には、薬と一緒に以下のような応急セットもおすすめです。
- 絆創膏・包帯・消毒液
- ガーゼ・テープ類
- 冷えピタシート・保冷ジェル
- ハサミやピンセット(小さな応急セット用)
- 非接触型体温計(手軽に検温できる)
まとめ|市販薬は「使い慣れたもの」を中心に、最低限でOK!
旅行・帰省先での体調トラブルは、**「備えあれば憂いなし」**です。
- 使い慣れた市販薬を、家族構成・季節に合わせて準備する
- すべてを網羅する必要はなし。「よくあるトラブル」に絞るのがコツ
- 子どもや高齢者がいる家庭は、特に慎重な準備を!
市販薬の準備で安心感がアップし、旅行も帰省もより快適な思い出になりますよ。
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