ごはんはそこそこ、お菓子は秒で完食。
なのに、いざ薬を出した瞬間──
「いやぁぁぁぁぁ!!」
「にがいからヤダ!!」
さっきまで笑ってたのに、急に全力拒否モード。
パパママは、説得と抱っこ&なだめ&おだてのフルコンボ…。
この記事では、そんな
「薬だけ全力拒否するのになぜかお菓子は秒で完食問題」
をテーマに、
・育児あるあるエピソード
・登録販売者パパ目線での“飲ませ方のコツ”
・やってしまいがちなNGパターン
をゆるっとまとめていきます。
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※この記事は一般的な注意点の解説です。
薬の種類によって飲ませ方の注意点は違うので、実際に行う前に必ず医師・薬剤師・登録販売者に確認してください。
あるある① おやつはニコニコ、薬を見た瞬間に表情が180度変わる
さっきまでこんな感じ。
・「ヨーグルト食べる〜?」「食べるー!」
・「ゼリーもあるよ」「やったー!!」
スプーンもコップもノリノリで完食。
そこへ、満を持して薬登場。
パパママ
「じゃあお薬も一緒に飲もうか」
子ども
「……(一瞬フリーズ)」
「いや!!」
さっきまで“食べる口”だったのが、
急に“鉄壁の結界”みたいに固く閉じるあの瞬間。
パパママ(心の声)
「その判断力、もっと別のところで発揮してくれ…」
分かる…ってなった方、多いはずです。
あるある② 「ご褒美作戦」「鬼さん来るよ作戦」総動員でヘトヘトになる
なんとか飲ませようとして、
・「飲めたらシール貼ろうね」ご褒美作戦
・「お薬飲まないと、病気の鬼さん来ちゃうよ〜」ちょっと怖がらせ作戦
・「ママが先に見本で飲むね作戦」
ありとあらゆる作戦を総動員。
結果、子どもは泣く・暴れる・逃げる、
親は汗だく&声ガラガラ。
飲めたとしても、
終わったころには親子ともにHPゼロ…なんてこともありますよね。
登録販売者パパ目線:子どもに薬を飲ませるときの“ゆるコツ”
ここからは、店頭でよくお伝えしている
「子どもに薬を飲ませるときのコツ」を、なるべくゆるっと紹介します。
① 「今からお薬ね!」と構えさせすぎない
「お薬の時間だよ〜!」と
“特別イベント感”を出しすぎると、それだけで身構えてしまう子もいます。
・ごはんや水分の流れの中で、さりげなく「一緒にお薬も飲もうか」
・遊びを中断させるときは、事前に「このおもちゃであと1回遊んだらお薬ね」と予告
など、“いきなり感”を減らしてあげると、少し受け入れやすくなります。
② 味の好みや「飲みやすい形」を相談しておく
同じ効き目の薬でも、
・シロップ
・細粒(粉)
・チュアブル(かみくだいて飲むタイプ)
・ゼリー状のもの
など、形が違うことがあります。
事前に、
・甘いシロップが好きか
・ゼリーならいけそうか
・水やお茶でさっと飲む方がラクか
などを、病院や薬局・ドラッグストアで相談しておくと、
最初から「その子に合いやすい形」を選びやすくなります。
③ 少量の“いつもの飲み物”でさっと流す
水やお茶、牛乳など、
普段からよく飲んでいるものを少し用意しておき、
- まず一口、好きな飲み物を飲ませて口を慣らす
- 薬をサッと飲む(or 口に入れる)
- すぐにまた好きな飲み物で流す
という「三段階作戦」は、
シンプルですが意外と成功率が高いです。
※薬によっては、牛乳やジュースと一緒に飲まない方がいいものもあります。
必ず、医師・薬剤師・登録販売者に確認してください。
やってしまいがちなNGパターン
「つい、やっちゃいがちだけど、実は注意が必要…」
というパターンも紹介しておきます。
NG① 食べ物・飲み物にこっそり混ぜて、気づかれたら信頼ダウン
どうしても飲んでくれないとき、
・ジュースや牛乳にこっそり混ぜる
・プリンやアイスにまぜ込む
という方法が頭をよぎりますが、
薬の種類によっては、
・味が変わって余計に嫌いになる
・全部飲みきれず、結局中途半端な量しか入らない
・食事そのものが「疑われる存在」になってしまう
というリスクもあります。
混ぜても良いか、どれくらいまでなら大丈夫かは、
必ず事前に専門家へ確認しましょう。
NG② 親がイライラ全開モードで“押し込み”にいく
時間もないし、心にも余裕がないとき、
つい声が荒くなってしまうこともありますよね。
・「早く飲みなさい!」
・「いいかげんにしなさい!」
と怒りながら飲ませると、
・子ども→「薬=怒られる時間」というイメージが定着
・次回以降、ますますハードルが上がる
という負のループに入りがちです。
もちろん親も人間なので、イライラするのは当然。
そんなときは、
・いったん深呼吸して、数分時間を置く
・もう片方の親にバトンタッチする
など、「親のHPを回復させる」ことも大事です。
それでも飲めないときの“割り切り方”
どんな工夫をしても、
その日はどうしても飲めないこともあります。
そんなときは、
・無理に押し込んで、薬嫌いをこじらせるより
・その回はあきらめつつ、明日以降の飲み方を相談する
という“撤退も選択肢”だと思っています。
・主治医に「この薬、別の形にできますか?」と相談
・ドラッグストアで「子どもが苦手な味を避けたい」と伝えてみる
など、「薬そのものを変える」アプローチもアリです。
くすりちゃん&しずくちゃんの“おくすり拒否”トーク
くすりちゃん
「『お薬イヤーー!!』って泣いてるのに、そのあとゼリーはニコニコで完食、あるあるだよね〜。」
しずくちゃん
「あるあるだね…。味や“特別感”に敏感な子ほど、お薬だけレーダーが鋭いんだよね。」
くすりちゃん
「パパママも、“飲ませなきゃ”って気持ちが強いほど、つい力が入っちゃうし…。」
しずくちゃん
「だからこそ、“最初からその子に合いそうな形を選ぶ”“飲めなかった日は割り切る”って、
お互いにちょっと力を抜ける工夫も大事だと思うな。」
くすりちゃん
「うんうん。“完璧に飲ませる”より、“だんだん上手に飲めるようになればOK”くらいの気持ちで、
パパママ自身も責めすぎないでほしいね〜!」
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