「風邪薬を飲んでいるのに、咳だけ治らない…」
そんな経験はありませんか?
実は、風邪薬と咳止めは同じではありません。
この記事では登録販売者が、風邪薬と咳止めの違いをわかりやすく解説し、
症状に合った市販薬の選び方を紹介します。
🌡️ 風邪薬と咳止めの違いとは?
| 種類 | 目的 | 主な成分 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 風邪薬(総合感冒薬) | 発熱・頭痛・鼻水・咳などの“複数症状”をまとめて緩和 | アセトアミノフェン、d-メチルエフェドリン、クレマスチンなど | 一度に複数の症状に対応できるが、成分が重なることもある |
| 咳止め薬(鎮咳去痰薬) | 咳・痰など“呼吸器症状”に特化 | デキストロメトルファン、グアイフェネシン、カルボシステインなど | 咳を鎮めたり、痰を出しやすくする成分が中心 |
つまり、風邪薬はオールラウンダー、咳止めは専門特化型と考えるとわかりやすいですね。
🫁 咳のタイプ別に薬を選ぼう
咳には「乾いた咳」と「痰が絡む咳」があります。
タイプによって、選ぶ薬の方向性が変わります。
🔹 乾いた咳(空咳)
喉の刺激や炎症による“コンコン”という咳。
→ 鎮咳成分(咳を鎮める成分) が中心の薬を選びましょう。
主な成分:
- デキストロメトルファン
- チペピジンヒベンズ酸塩
- クロペラスチン塩酸塩
市販薬例:
- 新ブロン液エース
- パブロンSせき止め
🔹 痰が絡む咳(湿性咳嗽)
気道にたまった粘液を排出しようとする“ゴホンゴホン”という咳。
→ 去痰成分(痰を出しやすくする成分) 入りの薬を選びましょう。
主な成分:
- カルボシステイン(痰をサラサラにする)
- ブロムヘキシン塩酸塩(気道粘膜の修復)
- アンブロキソール塩酸塩(痰を出しやすくする)
市販薬例:
- コンタックせき止め去たんカプセル
- ムヒのど飴去たんタイプ
⚠️ 風邪薬+咳止めの“重複”に注意!
風邪薬と咳止めを同時に使うと、同じ成分が重複することがあります。
例えば:
- 風邪薬にも「デキストロメトルファン(鎮咳成分)」が入っている
- 咳止め薬にも同じ成分が入っている
➡ 結果、眠気・だるさ・頭痛などの副作用が出やすくなる場合があります。
必ずどの成分が入っているかを確認してから使いましょう。
👶 子ども・妊娠中・高齢者の注意点
- 子ども(6歳未満)
→ 鎮咳成分の入った薬は使用制限があります。
→ 小児用シロップ(ブロン小児用など)を。 - 妊娠中
→ カルボシステインなど比較的安全な成分を選ぶ。
→ カフェインや交感神経刺激成分入りは避けましょう。 - 高齢者
→ 鎮咳成分による眠気や口渇に注意。
💊 登録販売者おすすめの市販薬(症状別)
乾いた咳におすすめ
- パブロンSせき止め
- 新ブロン液エース
痰が絡む咳におすすめ
- ムヒのど飴去たんタイプ
- コンターックせき止め去たんカプセル
総合感冒薬(咳以外にも対応)
- ルルアタックEX
- パブロンゴールドA
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💬 くすりちゃん&しずくちゃんの会話パート
💗くすりちゃん:「風邪薬飲んだのに、咳だけ止まらない〜!」
💙しずくちゃん:「それは“風邪薬”と“咳止め”の違いかもしれませんね。風邪薬には咳止め成分が少ししか入っていないこともありますよ」
💗くすりちゃん:「なるほど!じゃあ、症状を見て薬を選ぶのが大事なんだね♪」
💙しずくちゃん:「その通り。重複成分にも注意ですよ〜!」
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