はじめに
ドラッグストアは「ちょっと体調が悪いけど病院に行くほどではない」ときに頼りになる場所です。
しかし、いざ薬を選ぼうと思っても「何をどう相談すればいいのかわからない…」と感じる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、登録販売者として ドラッグストアで相談するときに役立つ質問集 をまとめました。
相談時に伝えるべき情報
ドラッグストアで薬を選ぶとき、次のような情報を伝えるとスムーズです。
- 症状の内容と経過:どんな症状が、いつから、どのくらい続いているか
- 今飲んでいる薬:病院の処方薬・市販薬・サプリメントも含めて
- 体質や持病:アレルギー、糖尿病、高血圧など
- ライフステージ:妊娠中・授乳中かどうか、子どもや高齢者かどうか
👉 これらを伝えることで、飲み合わせや副作用のリスクを避けやすくなります。
よくある質問フレーズ集
「何を聞けばいいかわからない」という方のために、相談のときに役立つ質問例をまとめました。
- 「この症状には市販薬で対応できますか?」
- 「今飲んでいる薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?」
- 「眠くなりにくい薬はありますか?」
- 「子ども(◯歳)に使える薬はどれですか?」
- 「長く飲み続けても大丈夫ですか?」
登録販売者の答え方例(具体的な市販薬名あり)
質問1
「この症状には市販薬で対応できますか?」
→ 答え方
「例えば頭痛なら『タイレノールA(アセトアミノフェン)』は胃にやさしく高齢の方でも使いやすいです。ただし症状が数日以上続くなら病院を受診してください」
質問2
「今飲んでいる薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?」
→ 答え方
「血圧を下げる薬を飲まれているなら、『パブロンSゴールドW』や『コンタック総合かぜ薬』のようにエフェドリンが入った風邪薬は避けたほうが安心です。代わりに、血圧に影響しにくい『パブロンエースPro』などをおすすめします」
質問3
「眠くなりにくい薬はありますか?」
→ 答え方
「鼻炎薬なら『アレグラFX(フェキソフェナジン)』や『クラリチンEX(ロラタジン)』は眠気が出にくいタイプです。パッケージにも“眠くなりにくい”と表記されていますよ」
質問4
「子ども(◯歳)に使える薬はどれですか?」
→ 答え方
「例えば3歳以上なら『アンパンマンこどもかぜシロップ』など、小児用に成分を調整した薬が使えます。ただし2歳未満では使用できない薬が多いため、必ず対象年齢を確認してください」
質問5
「長く飲み続けても大丈夫ですか?」
→ 答え方
「便秘薬なら『コーラック』のような刺激性成分は長期連用でクセになることがあるので注意してください。一方、『酸化マグネシウム』配合の便秘薬なら比較的安心ですが、それでも改善しないときは病院に相談しましょう」
相談するときのコツ
- 症状はできるだけ具体的に
「頭が痛い」ではなく「ズキズキする頭痛が2日続いている」など、詳細に伝えると薬の選択が正確になります。 - 気になることは遠慮せず聞く
副作用や飲み合わせは特に重要。恥ずかしがらずに質問してOKです。 - 病院に行くべきか迷うときも相談してよい
「市販薬で様子を見ていいか」「病院に行くべきか」の判断もサポートできます。
くすりちゃん&しずくちゃんの会話 💬
💊くすりちゃん:「ドラッグストアで『おすすめください』って言えばいいのかな?」
🩺しずくちゃん:「それだけじゃ情報不足だよ。症状や飲んでる薬を伝えると、もっと安全に選んでもらえるんだよ」
まとめ
- 相談のときは 症状・服用中の薬・体質・状況 を伝えることが大切
- 質問例+登録販売者の答え方をイメージしておくとスムーズ
- わからないことがあれば、恥ずかしがらずに何でも聞いてOK
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