はじめに
「ジェネリックは安いけど、本当に効き目は同じなの?」
「市販薬にもジェネリックってあるの?」
こうした疑問はよく聞かれます。
この記事では登録販売者の立場から、ジェネリック医薬品と先発医薬品の違い、そして市販薬との関係をわかりやすく解説します。
先発医薬品とジェネリック医薬品の違い
先発医薬品とは
- 最初に開発され、厚生労働省に承認された薬
- 有効成分の効果・安全性が臨床試験でしっかり確認されている
- 研究開発費がかかっているため価格はやや高め
ジェネリック医薬品とは
- 先発薬の特許が切れたあとに作られる薬
- 有効成分・含有量・効能効果は先発と同じ
- 添加物や製剤の形(錠剤・カプセルなど)は異なる場合がある
- 製造コストが低いため価格が安い
効き目は同じなの?
- 有効成分が同じなので、基本的な効果は同じ
- ただし「添加物」や「錠剤の形状」の違いで、体質によって合う/合わないと感じる場合がある
- 飲みやすさや副作用の出方に差が出ることもある
市販薬にもジェネリックはあるの?
- 医療用のように「ジェネリック」という言い方は少ない
- でも市販薬でも「有効成分が同じで、メーカーだけ違う薬」が数多く存在
- 例:イブプロフェン配合の解熱鎮痛薬は複数の会社から発売されている
👉 ドラッグストアで並んでいる似たような薬は「ジェネリック的な存在」と言えます。
登録販売者からの選び方アドバイス
- 値段を重視するなら、パッケージ裏の 成分表示欄 を確認し、同じ成分かどうかをチェック
- 飲みやすさ(錠剤が小さい/液体タイプなど)で選ぶのも大切
- 体に合わないと感じたら、同じ成分でも別メーカーに切り替えるのも一つの方法
- 迷ったら販売員や薬剤師に相談するのが安心
くすりちゃん&しずくちゃんの会話 💬
💊くすりちゃん:「ジェネリックって安いけど、ほんとに効き目は大丈夫なの?」
🩺しずくちゃん:「有効成分は同じだから効果も同じだよ。ただ添加物や飲みやすさに違いがあるから、人によって合う合わないが出るんだよ!」
まとめ
- 先発薬=最初に開発された薬、ジェネリック=同じ成分で作られた後発薬
- 基本的な効き目は同じだが、添加物や剤形の違いで差を感じることもある
- 市販薬にも「ジェネリック的な存在」がある
- 成分表示を確認して、自分に合った薬を選ぶことが大切
👉 関連記事
📢 最新情報はXでも発信しています👇
👉 副業パパ@登録販売者パパのXアカウント
コメント