はじめに
「市販薬だから安心」と思っていませんか?
実は市販薬でも、副作用が出ることがあります。
この記事では、市販薬で起こりやすい副作用とその見分け方、対処法を登録販売者の視点から解説します。
市販薬で起こりやすい副作用の種類
眠気
- 原因:抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミンなど)
- 出やすい薬:風邪薬、鼻炎薬
👉 車の運転や勉強中は注意が必要です。
胃の不快感・腹痛
- 原因:解熱鎮痛薬(イブプロフェン、ロキソプロフェンなど)
- 出やすい薬:鎮痛薬、総合感冒薬
👉 空腹時に飲むとリスクが高まります。
便秘・下痢
- 原因:整腸薬や胃腸薬、鉄分・カルシウムを含む薬
- 出やすい薬:下痢止め、便秘薬など
発疹・かゆみ
- 原因:アレルギー反応
- 出やすい薬:ほぼ全ての市販薬で起こりうる
👉 重症化すると「薬疹」と呼ばれ、医療機関での治療が必要になることもあります。
動悸・口渇
- 原因:交感神経を刺激する成分(エフェドリンなど)
- 出やすい薬:一部の風邪薬や咳止め薬
副作用の見分け方
- 薬を飲んだあとに「普段と違う症状」が出たら副作用の可能性を考える
- 添付文書の「副作用」の項目に同じ症状が書かれていないか確認
- 特に以下は重篤なサイン:
- 息苦しさ、呼吸困難
- 顔や唇の腫れ
- 強い発疹や全身のかゆみ
副作用が出たときの対処法
- 軽い副作用(眠気・胃の不快感など)
→ 服用を中止して様子を見る - 強い副作用(発疹・呼吸困難・顔の腫れなど)
→ すぐに服用を中止し、医療機関を受診 - 他の薬を併用している場合は、必ず医師や薬剤師に伝える、服用した薬をそのまま持っていけると医師や薬剤師が対応しやすいですね。
登録販売者からのアドバイス
- 「市販薬=安全」ではない
- 添付文書を読むことで、副作用のリスクを事前に知ることができる
- 初めて使う薬は少量から始めると安心
- 不安な場合は薬剤師や登録販売者に相談する
くすりちゃんとしずくちゃんの会話 💬
💊くすりちゃん:「市販薬って安全だから副作用なんてないんだよね?」
🩺しずくちゃん:「そんなことないよ。眠気や胃の不快感、アレルギー反応が出ることもあるんだ。異常を感じたらすぐ服用をやめてね!」
まとめ
- 市販薬でも副作用は起こりうる
- よくある副作用は「眠気」「胃の不快感」「発疹」など
- 異常を感じたらすぐ服用を中止し、必要なら医療機関へ
- 添付文書を確認して正しく使うことが副作用を防ぐポイント
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